みなさまこんにちは、
「ほぼ日刊イトイ新聞」の山下です。
ネット上のニュースなどでも話題になった、
上記タイトルの件で参上いたしました。
よろしくお願いいたします。
「ロンブーの淳さんが、ほぼ日の社員に」
‥‥どういうこと? ほんとうなの?
って思いますよね?
「社員になっていいですか?」
「うん、いいよ」
というやりとりは、事実としてほんとうにありました。
すべての経緯を目の前でみていた者として、
ことの次第をできるだけそのまま
レポートさせていただきますね。
それは、バレンタインデーの翌日、
2月15日のことでした。
田村淳さんは、糸井重里への取材のために、
われわれの事務所にいらっしゃいました。
『CIRCUS』という雑誌(3/4発売)と、
CSテレ朝チャンネルの番組、
『FACTORY_A』(3/13放送)の共同企画で、
ふたりの対談は進行していきます。
淳さんは「ほぼ日ハラマキ」の愛用者でもありました。
ときに真面目に、大部分は笑いに包まれながら。
対談は予定の時間をすこし超えて終了しました。
どんな番組や記事になるのか、ぼくらもたのしみです。
発売日と放送日の直前になったら、
「ただいま製作中!」とか「ツイッター」で、
忘れないようおしらせいたしますね。
さて、ここからです。
「社員になっていいですか?」
「うん、いいよ」
となったのは、
対談後に事務所をご案内しているときのことでした。
まずは社長室へご案内。
フグ水槽に興味津々の淳さん。
フグカメラには、こんなふうに写っていました。
社内をぐるりとひとめぐり。
ふたりは窓際の「くつろぎスペース」にやってきました。
その瞬間は、間もなくです。
しばし、ふたりの会話でお届けしましょう。
淳 |
そこの窓際が、すごくいいですね。 |
糸井 |
行ってみる? |
淳 |
座っていいですか。 |
糸井 |
もちろん、もちろん。 |
淳 |
うっわー、何これえ(笑)。 |
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糸井 |
いいでしょ(笑)。 |
淳 |
わあ〜、いい!
ここ、超いい〜。 |
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糸井 |
寝れますよね。 |
淳 |
寝てもいいんですか、この会社。 |
糸井 |
おねしょとかさえ、しなければ(笑)。 |
淳 |
ふわあ〜〜。 |
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糸井 |
気持ちいいんだよ、ここ。
みんな、おしゃべりしたりお弁当食べたり。 |
淳 |
ああ‥‥
おもしろいこと、
いっぱいやってるんですねえ‥‥。 |
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淳 |
‥‥‥‥(立ち上がる)あの、糸井さん。 |
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淳 |
ぼく、
非公認社員みたいにしてくれないですか。 |
糸井 |
非公認社員。 |
淳 |
お給料はいらないんで。
デスクだけいっこもらって。 |
糸井 |
いいよ。 |
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淳 |
社員になっていいですか? |
糸井 |
うん、いいよ。 |
淳 |
まじっすか。 |
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糸井 |
あのへん、空いてるよ。 |
淳 |
え、こっち?(移動)
これ? この机、空いてるんですか。 |
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糸井 |
(ほぼ日乗組員に)このへん空いてるよね? |
ほぼ日 |
はい、大丈夫です。 |
淳 |
そもそも、なんなんですか?
この誰もいないスペースは。 |
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ほぼ日 |
いざというとき、
人数がふえたとき用のスペースです。 |
淳 |
なるほど、いざというとき。
まさしく、いまがそのときですね。 |
糸井 |
じゃあ、あだなは「いざ」で。 |
一同 |
(笑) |
淳 |
やった、社員になった。
で、あだなもついた。 |
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糸井 |
いいんじゃな〜い。 |
淳 |
自分のパソコンもってきます。 |
糸井 |
パソコンにくわしい人たくさんいるよ(笑)。 |
淳 |
みなさん、
きょうからよろしくお願いします! |
一同 |
(拍手) |
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糸井 |
よそんちの社員になりたい気持ちって、
すごくよくわかるんですよ。
おれも若いときよくひとんちで
「社員にしてください」って言って、
「ああ、いいですねえ」
でおしまいにされちゃってたから。 |
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淳 |
えー、そうなんですか。 |
糸井 |
みんな、笑って断るんだよね。
本気だと思ってくれない。
でも、うちは断らないよ。 |
淳 |
ありがとうございます。 |
糸井 |
おれはそのとき
「給料4千円くらいでいいから」
って言ったんですよ。
淳さんは「ただ」って言いましたから。
それはね、だいぶ違いますよ(笑)。 |
淳 |
ほんと、よろしくお願いします。
出てけって言われたらすぐに出ていくんで。 |
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糸井 |
うん。
こちらこそ、よろしくお願いします。 |
ほぼ日 |
では、総務の者と、ちょっとお話を。 |
淳 |
あ、にしもっちゃん。
にしもっちゃんもいるから安心だ。
(ほぼ日・西本は、ロンドンブーツ1号2号の
元マネージャーなのです) |
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ほぼ日 |
名刺をつくってもらわないと。 |
淳 |
名刺! 会社っぽい!
うれしいなあ−、
よろしくお願いします。 |
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ほぼ日 |
よろしくお願いします(笑)。 |
淳 |
(しばし名刺の手続きを話して)
‥‥あの、みなさん、お騒がせしました。
ほんとにぼく、ふつうに来るので、
次きたときにびっくりしないでくださいね。
それでは、きょうは失礼します。
‥‥じゃなくて、もう社員なんだから‥‥
ちょっと出てきまーす!! |
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一同 |
いってらっしゃーーーい!(笑) |
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これが、その場で起きたことの顛末でした。
この日の夜、帰宅した淳さんがご自身のツイッターで、
「人生は何が起きるかわからない…
今日から『ほぼ日刊イトイ新聞』の社員になりました!」
とツイートし、
糸井もツイッターで下のように応えました。
「ロンドンブーツの淳さん、
さっき、『ほぼ日』の社員になったみたいですよ。
机とかも、決まったし、給料も決まったし…
めでたいめでたい」
このやりとりが、ニュースになったわけですね。
ちなみに、
その後まだ、淳さんは「ほぼ日」に出社していません。
自前のパソコンも、まだです。
どんなお仕事をするのか、
いまはまだ具体的なことは何も決まっていません。
冗談なのか本気なのか‥‥?
なにか動きがあったら、またおしらせしますね。
あ、そうそう、最後にもうひとつ。
弊社には、
「社員になると顔アイコンを描かれる」
という厳しい通例があるのでした。
早々に、淳さんの顔アイコンをご用意。
乗組員・スガノによる力作はこちらです。
‥‥いかがでしょうか?
似ているでしょうか、どうでしょうか?
以上、たまたま現場に居合わせた、
山下がお届けいたしましたー。
‥‥というニュースの原稿を書いた翌日のことでした。
淳さんがふらりと、「ほぼ日」に初出勤!
「ハラマキの仕事、興味あります」
とのこと。
こ、これはほんとに‥‥ほんとうなのかも?!!
パソコン持参でマイデスクに座る淳さん。 |